投資をいまから始めようと思われている方の中には、「投資信託が何なのかよくわからない」と感じている方もいらっしゃると思います。
今回は、そんな投資初心者の方でも『投資信託』が何なのかわかりやすく解説します!
投資信託とは
投資の勉強をしていると、「投資の王道は投資信託」や「投資信託で老後資金を作る」といったキャッチコピーを耳にすることが多いと思います。
『投資信託』は別名ファンドとも呼ばれている金融商品のひとつです。
一言で表すと、「運用の専門家を『信じて』自分のお金を『託す』投資商品」ということになります。
この運用専門家のことをファンドマネージャー呼びます。ファンドマネージャーはたくさんの投資家からお金を集めて、株式や債券、不動産といった多くの商品に投資をしています。
投資家はその運用成績に応じたリターンを得ることができます。
つまり、運用がうまくいけば投資家も得をし、逆に運用がうまくいかない場合は損をする可能性もあるということです。
投資信託のメリット
①少額からはじめられる
日本では1社の株を買おうとする場合、原則として100株単位で購入する必要があります。
例えば、トヨタ自動車の株を買おうとした場合、1株1,950円(2022年12月7日終値)なので、100株となると195,000円もの資金が必要となります。
一方、投資信託の場合は証券会社にもよりますが、100円からでも投資ができてしまうのです。
いまから投資を始めようとする人にとっては、少ない金額から投資ができることはとてもメリットですよね。
②分散投資でリスクを抑えることができる
投資の世界の格言で以下のような言葉があります。
卵は一つのカゴに盛るな ~Do not pile an egg to one basket~
卵を一つのカゴに盛ると、もしそのカゴを落としてしまった場合、全部の卵が割れてしまいます。
そうならないために複数のカゴに分けて卵を持っておけば、一つのカゴを落としてしまっても他のカゴの卵は影響を受けずに済むという考え方です。
先ほどのトヨタ自動車の例でいくと、もしトヨタ自動車が製造する車に欠陥が見つかり大規模リコールが発生したとします。すると、トヨタ自動車の業績は悪くなると予想されるので、トヨタ自動車株を保有している投資家はその株を売ろうと考え、株価は下落してしまいます。
仮にトヨタ自動車だけの株を持っていたとすると大きな損をしてしまうことになります。
一方、分散投資をしている場合はどうでしょう?もし100社に同額分散していれば、トヨタ自動車1社の株が下落しても、他の会社には影響ありませんので、集中投資をしているときに比べリスクが1/100になります。
投資信託では、商品によっても違いますが、少ないものでも100社、多いものだと9,000社に分散しているものもあります。
これだけ多くの会社に分散することは、素人には到底できませんので、運用のプロに任せることができるというのが、投資信託のメリットになります。
最後に
今回は、投資信託の超基本について解説しました。
今後は、投資信託の種類についてや、どういった商品に投資をすべきかについても解説していければと思います。
引き続き、よろしくお願いします!
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